男体日記

男子についてお話します

半ズボン萌えを考える①

かつて、半ズボンは少年のトレードマークでした。

昭和のドラマを観ると、小学生の男の子は決まって半ズボン。それもデニム生地の短いやつ。

これは、二次元においても例外ではなく、昭和の漫画やアニメを観ても、少年キャラはやはり太ももまでバッチリ出た半ズボンであることが多いです。具体的にはどんなキャラがいるか、例を挙げるとキリがないほどに半ズボンです。フジテレビで夕方6時~7時にかけてやってるアニメに出てくる少年キャラなんか、ほぼ全員そうです。

 

さて、二次元少年愛する人達の中には、この半ズボンをこよなく愛する人が多くいらっしゃいます。

半ズボンの何が萌えなのか?この記事で考えていこうと思います。

 

見た目の萌え要素

半ズボンを穿けば、ふとももが出ますね。下半身だけの露出度で言えばかなりのものです。

単純に肌が見える量が増えることは、それだけでその衣装が支持される要因になり得ます。少年の話からは逸れますが、逆バニーとかマイクロビキニとか、そういうのがオタクの間で流行したことを思い出せばわかりやすいでしょう。

言い方は乱暴ですが、半ズボンは、そうした「エロ衣装」的な要素を含んでいると言えます。

ふとももが全部見えるような半ズボンを穿いたことがある方であればわかると思いますが、その恰好で地べたに座ろうものなら、ほぼ確実にズボンの隙間からパンツがチラ見え、もしくはモロ見えします。場合によっては、はみチンの可能性すらあります。これをキワドイと言わずしてなんと言えましょう。

 

また、たいていの場合、半ズボンを穿くと、短ければ短いほど肌にピチっと密着し、ボディラインが顕わになります。これも、見た目で半ズボンが愛される要因の一つであることは間違いないでしょう。レオタードやスクール水着のフェチと同じように、着衣であるにも関わらず体のカタチがクッキリ見える状況に魅力を感じる人は少なくないでしょう。

 

露出度以外に目を向けると、衣装のアンバランスさに萌える、という人もいるかもしれません。例えば、寒い冬の日。半ズボンなんて穿いてられないような気候であっても、昭和の少年たちは半ズボンを穿きます。平成以降でも、小学校の制服が半ズボンだったという人であれば、同じような経験をしたことでしょう。

さすがに、下が半ズボンで上も涼しい恰好というわけではなく、上半身はきちんと着こんでいたことでしょう。小学校の制服でも、冬は黒の学生服(学ラン)に白のハイソックスが定番ですよね。

まさに、こういった格好にフェチ的魅力を感じる、という方もいらっしゃるようです。上はバッチリ着込んでいるのに下は半ズボンオンリー、かと思いきやハイソックス着用。これが冬の少年の定番ファッションだったわけですが、よく考えると変な恰好です。

倒錯した状況がフェティシズムの成立と強く結びついているのは言うまでもありませんし、当ブログ内でも何度か言及してきました。そこいくと、この「半ズボンファッション」は、まさにフェティシズムの塊であると言えるでしょう。「変であること」そのものが萌え要素であるとも言えます。

 

さて、ここまで半ズボンの萌え要素について考えてきましたが、実のところ、筆者自身、半ズボンに萌えるかと言われると、そうでもないのです。

半ズボン萌えを考える上では、表面上の「見た目」だけではなく、更に深いところまで掘り進める必要がありそうです。

 

次回に続く